イルミネーション [マダムQの部屋]
イルミネーションは今や冬の風物詩になりました。
イルミネーションの光に音があるとすると、それはキラキラではなく、チカチカでしょうか。このチカチカで覆った家も多いですよね。
クリスマスのイルミネーションの起源は、１６世紀にマルティン・ルターが礼拝の帰り道、夜空を見上げると森の間から輝く無数の星の美しさに感動し、その光景を再現して子供たちに見せるために樅の木に蝋燭を飾ったことにあるといわれています。なんと、家のなかに樅の木を持ち込み、キャンドルをくくり付けたというではありませんか。 （Dangerous！）
そのキャンドルがオーナメントに変わっていき、イルミネーションはツリーに留まることなく、建造物を覆い尽くすようになってきました。なかには毎日何十万人もの来場者を誇るイルミネーションのイベントも開かれています。
「すべての想像は模倣から出発する。そして想像が真の意味の想像であるために、その想像のための模倣が、創造的模倣でなければならない。」（池田満寿夫「想像と模倣」より）
本来の輝きを奪われしまった星に代わって、私たちの目に映る煌々たるイルミネーション、、、いろいろな意味の溜め息がでてしまいます。
マダムQ
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